2020年8月17日 / 最終更新日 : 2020年8月24日 矢部義徳 演芸 隅田川馬石「唐茄子屋政談」 たっぷりの持ち時間と力量ある演者によって、本来の「情」が浮かび上がる 日本橋社会教育会館で「馬石 人形町スペシャル」を観ました。(2020・08・16) 「唐茄子屋政談」は大好きな噺だ。ただ、だいたいの噺家さんが時間の関係などでどこかを端折ってしまう場合が多いので、その魅力をたっぷりと堪能 […]
2020年8月16日 / 最終更新日 : 2020年8月24日 矢部義徳 演芸 玉川太福「男はつらいよ」 時代は変わっても、人間の根底に流れる「情」は変わらない。捨てちゃいけないんだ。 日本橋社会教育会館で「玉川太福 男はつらいよ 全作浪曲化に挑戦!」を観ました。(2020・08・15) 太福さんが国民的映画「男はつらいよ」全作の浪曲化に取り組んでいることは、2月に第13作「寅次郎恋やつれ」ネタおろしの […]
2020年8月15日 / 最終更新日 : 2020年8月24日 矢部義徳 演芸 立川志の輔「抜け雀」 よく辛抱して真打になった。が、これからが勝負だ。弟子を思う師匠の愛情が伝わってきた。 三鷹市公会堂で「立川志の輔独演会」を観ました。(2020・08・15) 場内アナウンスが終わり、二番太鼓が流れ、幕が開くと、高座には深々と頭を下げて座る二人が並ぶ。上手に立川志の輔師匠。下手に三番弟子の立川志の春。志の春 […]
2020年8月14日 / 最終更新日 : 2020年8月21日 矢部義徳 演芸 これぞ「三三の落語」 柳家伝統の“滑稽”を、自分のスタイルで昇華させる柳家三三 よみうりホールで「柳家三三独演会」を観ました。(2020・08・14) よく喬太郎師匠が「未来の人間国宝は三三にまかせた!」と言うことがあるけれども、あながち虚言ではないと僕は思っている。小学生で「文違い」で落語に目覚め […]
2020年8月13日 / 最終更新日 : 2020年8月21日 矢部義徳 その他 「イヌビト」 今の状況下だからこそ、人と人とが触れ合い、対峙することの貴重さを 新国立劇場で「イヌビト」を観ました。(2020・08・13) コロナ禍の中、心に刺さる芝居だった。この今の社会状況になる前に本は書かれた。しかし、世の中が変わり、我々の暮らしや意識が変わってしまった。それを踏まえて、長塚 […]