2020年12月15日 / 最終更新日 : 2020年12月19日 矢部義徳 その他 【文楽 桂川連理柵】38歳の男と14歳の娘との年の差不倫劇。悲しみに耐え、夫と家を守ろうとする健気な女房の姿に心打たれる。 国立小劇場で「12月文楽公演 桂川連理柵」を観ました。(2020・12・15) 「桂川連理柵」。この上演を観るたびに思うのは、長右衛門の女房お絹の夫を慕う強い気持ちである。38歳の帯屋の主人・長右衛門と隣家の14歳の信濃 […]
2020年12月4日 / 最終更新日 : 2020年12月8日 矢部義徳 その他 12月文楽公演「仮名手本忠臣蔵」 勘違いや不運に翻弄される勘平とおかるの悲劇は魂に重く深く響く。 国立小劇場で「文楽公演第1部 仮名手本忠臣蔵」を観ました。(2020・12・04) 忠臣蔵の中でも五、六段目にあたる部分の上演。身の不始末から仇討ちの徒党に加われず、再起を目指し苦闘する早野勘平とその一家の悲劇だ。世話物 […]
2020年11月25日 / 最終更新日 : 2020年11月30日 矢部義徳 その他 【東京タンバリン さとうは甘い】甘酸っぱい青春の思い出と現在の自分はどちらも大切。和敬清寂の心を持って、前へ進もうと思った。 東京国立博物館九条館で「東京タンバリン わのわ さとうは甘い」を観ました。(2020・11・20) 茶道教室での偶然の同級生との再会と、中学時代へのフラッシュバックがクロス。それぞれが抱えるいまを生きる苦悩と甘酸っぱい青 […]
2020年11月22日 / 最終更新日 : 2020年11月30日 矢部義徳 その他 錦秋文楽「本朝廿四孝」 桐竹勘十郎のダイナミックな奥庭狐火の段、吉田玉助の勝頼の肚を見せる十種香の段 国立文楽劇場で「錦秋文楽公演第3部」を観ました。(2020・11・18) 「本朝廿四孝」が観たくて、大阪まで足を運んだ。文楽公演はコロナ禍以来、9月に東京公演から再開したが、本家の大阪では4月の「義経千本桜」通し狂言が中 […]
2020年11月16日 / 最終更新日 : 2020年11月21日 矢部義徳 その他 【女の一生】75年経っても古びない戯曲の素晴らしさ。大竹しのぶが伝える“自分が選んだ道を邁進する強さ” 新橋演舞場で「女の一生」を観ました。(2020・11・16) この芝居を観て、一番最初に驚いたことは、この芝居の初演が1945年、東京渋谷で、本番中でも空襲警報が鳴れば中断という状況だったことだ。終戦間際に文学座の座付き […]