2020年10月4日 / 最終更新日 : 2020年10月4日 矢部義徳 演芸 【志ん朝七夜】④ 閑古鳥が鳴いていた名古屋の寄席で見せた、志ん朝の漢気 僕は放送局に入局した88年5月に名古屋に赴任した。当分は志ん朝どころか、演芸とも一時的にお別れをしなければいけないと思ったが、ところがどっこい、大須演芸場があった。僕は不勉強でその存在を知らずに赴任したのだが、早速に新人 […]
2020年10月3日 / 最終更新日 : 2020年10月3日 矢部義徳 演芸 【志ん朝七夜】③ 志ん朝は言った。「芸は消えるから、いいン」 93年の僕の落語ノートにこんなことが書いてある。12月2日、池袋演芸場12月上席夜の部。 本当はきょうみたいにフラッと寄席に来て、落語を聴くというのが本来の落語の楽しみ方に違いない。確かに、きょうはトリが志ん朝師匠という […]
2020年10月2日 / 最終更新日 : 2020年10月2日 矢部義徳 演芸 【志ん朝七夜】② 僕が志ん朝を追いかけた15年 僕が初めてナマの志ん朝師匠の高座を聴いたのは、大学2年生のとき。落語研究会で、「酢豆腐」だった。記録を調べると、1985年は5回、志ん朝師匠が出演している。1月「首提灯」3月「居残り佐平次」6月「酢豆腐」8月「三枚起請」 […]
2020年10月1日 / 最終更新日 : 2020年10月1日 矢部義徳 演芸 【志ん朝七夜】① 21世紀をちょっとだけ生きて、逝ってしまった きょう、10月1日は古今亭志ん朝師匠の命日だ。 僕の母は健在で、先月誕生日を迎えて83歳になった。昭和12年9月8日、千住生まれの江戸っ子だ。志ん朝師匠が昭和13年3月8日生まれなので、同学年である。母は青春時代に「若い […]
2020年9月30日 / 最終更新日 : 2020年9月30日 矢部義徳 演芸 壽 金馬改メ三遊亭金翁襲名 91歳現役、そのかくしゃくとした高座は落語界の至宝だ。 鈴本演芸場で「壽 五代目三遊亭金馬襲名披露興行」を観ました。(2020・09・25) 僕の両親の世代で言うと、「お笑い三人組」で一龍斎貞凰、江戸家猫八とともにお茶の間の人気者になった三遊亭小金馬。そして、三代目金馬没後に […]