2020年8月28日 / 最終更新日 : 2020年9月1日 矢部義徳 演芸 三遊亭兼好「死神」 人間ってそういうもんだよね、くらいでいいんじゃないか。教訓めいたものを求める噺ではない。 晴れ豆TVで「代官山夜咄 三遊亭兼好『死神』」を観ました。(2020・08・08) 兼好師匠の芸の上では曽祖父にあたる五代目三遊亭圓生の「死神」は名演だった。と言っても、僕はテレビ(多分、NHK総合「夜の指定席」だったか […]
2020年8月27日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 矢部義徳 演芸 吉例夏夜噺「さん喬・権太楼特選集」20年 “ライバル”誕生の90年代に思いを馳せた 鈴本演芸場で「特別興行 さん喬・権太楼特選集」を観ました。(2020・08・20) お盆興行の八月中席「鈴本夏まつり」夜の部で、さん喬師匠と権太楼師匠がそれぞれに10日間ネタ出しをして交互にトリを取る「特選集」がスタート […]
2020年8月26日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 矢部義徳 演芸 立川笑二「唐茄子屋政談」「死神」 自分が納得するまで、考えて、考えて、考え抜く落語。ネタおろしに甘えは微塵もない。 上野広小路亭で「立川笑二月例独演会」を観ました。(2020・07・25&08・24) 7月、8月と2か月連続で笑二さんの月例独演会に行くことができた。7月は「唐茄子屋政談」、8月は「死神」をネタおろしということで、それも […]
2020年8月25日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 矢部義徳 その他 「其礼成心中」 新作で冒険が出来るのは、素晴らしい古典があるからこそ。現代に生きる脚本家・三谷幸喜が文楽と向き合った。 パルコ劇場で「其礼成心中」を観ました。(2020・08・13) 今でこそ、文楽公演があると必ず足を運ぶようになった僕だが、国立劇場で初めてナマの文楽を観たのは2013年12月だ。当時のプログラムを調べると、演目は「大塔宮 […]
2020年8月24日 / 最終更新日 : 2020年8月30日 矢部義徳 演芸 五街道雲助「もう半分」 因縁噺の芝居台詞に痺れる。名人にして名伯楽。その藝はさらに弟子に受け継がれ よみうりホールで「紫演落語会」を観ました。(2020・08・22) 五街道雲助師匠の落語は癖になる。この日、トリを務めた権太楼師匠が「例えば『井戸の茶碗』をさん喬さんが演ると人情噺になり、私が演ると爆笑噺になるけど、雲助 […]