2020年11月18日 / 最終更新日 : 2020年11月24日 矢部義徳 演芸 【玉川太福 男はつらいよ葛飾立志編】この浪曲は古典でもあり、新作でもある。人間味を唸る醍醐味がそこにある。 日本橋社会教育会館で「玉川太福 男はつらいよ 全作浪曲化に挑戦」を観ました。(2020・11・17) 山田洋次が描く「人間っぽさ」は、そのまま浪曲師・玉川太福の人間味に通じるところがある。その人間味は普段の暮らしから滲み […]
2020年11月17日 / 最終更新日 : 2020年11月23日 矢部義徳 演芸 【瀧川鯉八 真打昇進披露】独特の世界観を持った高座は唯一無二。音楽性や文学性を兼ね備えた新作落語は芸協の一枚看板になる。 国立演芸場で「瀧川鯉八真打昇進披露」を観ました。(2020・11・17) 鯉八師匠が「お江戸日本橋亭は残していますが、ほぼ僕にとっては千穐楽です」と言っていた。5月上席から予定されていたA太郎、伸三改メ伸衛門師匠との3人 […]
2020年11月15日 / 最終更新日 : 2020年11月17日 矢部義徳 演芸 【春談春 お友達と共に】来年1月連続9公演開催。なぜか、10年前の「アナザーワールド」での「庖丁」の口演を思い出した。 立川談春は今年、54歳である。今から10年前、44歳のとき、つまりは2010年1月から成城ホールで「談春アナザーワールド」という独演会を毎月開催した。時折、休みを挟みながら、2012年9月まで、18回続けた。 なんでこん […]
2020年11月14日 / 最終更新日 : 2020年11月16日 矢部義徳 演芸 田辺いちか「曲馬団の女」「生か死か」 十二代目南鶴の創作講談が戦後75年の現在に語り継がれる意味の大きさ 道楽亭ネット寄席で「きく麿・いちか二人会」(2020・10・29)、らくごカフェで「田辺いちかの会」(11・14)を観ました。 田辺一鶴先生は髭の講談師として、僕の記憶にもある。その弟子の一邑先生の弟子が田辺いちかさんだ […]
2020年11月13日 / 最終更新日 : 2020年11月16日 矢部義徳 演芸 三遊亭粋歌「二人の秘密」 現代の風景を切り取る新作派は来春、真打に昇進。二人の先輩が太鼓判を押す実力が花開く。 横浜にぎわい座で「三遊亭粋歌独演会」を観ました。(2020・11・13) 粋歌さんの創る新作は奇抜に感じられないところがいい。もちろん、デフォルメはあるけれど、日常の風景の中を切り取った1コマを描いていて、「そういうこと […]