2020年12月7日 / 最終更新日 : 2020年12月8日 矢部義徳 演芸 笑福亭鶴瓶「らくだ」 六代目松鶴の十八番の精神を受け継ぐ。愛情溢れる温かい高座に涙が滲んだ。 赤坂ACTシアターで「笑福亭鶴瓶落語会」を観ました。(2020・12・06) 鶴瓶師匠の落語は温かい。一席目の「かんしゃく」は師匠である六代目松鶴の思い出をデフォルメした逸品だ。上方落語四天王の中でも逸話が多い松鶴師匠だ […]
2020年12月6日 / 最終更新日 : 2020年12月8日 矢部義徳 演芸 玉川太福「上野掛け取り動物園」 豚次の漢気に酔う。三遊亭白鳥作品が節と啖呵に乗って、人情浪曲になった。 浅草・木馬亭で「玉川太福月例独演会」を観ました。(2020・12・05) 落語、講談、浪曲の三つの話芸の中でも、僕は個人的に人情をたっぷり描いているのは浪曲ではないかと思っている。落語や講談にも素晴らしい人情噺や人情モノ […]
2020年12月5日 / 最終更新日 : 2020年12月8日 矢部義徳 演芸 橘家文蔵「鼠穴」 全幅の信頼を置いている番頭にも“まさか”のことがあるかもしれない。経営者は気苦労が絶えなくて当たり前だと思う。 らくごカフェで「ザ・プレミアム文蔵」を観ました。(2020・12・05) 橘家文蔵師匠は、コロナ禍においていち早く「文蔵組」を立ち上げ、芸人さんとの幅広い交流を活かして、活躍した今年の功労者だ。その文蔵師匠が定期的に開い […]
2020年12月4日 / 最終更新日 : 2020年12月8日 矢部義徳 その他 12月文楽公演「仮名手本忠臣蔵」 勘違いや不運に翻弄される勘平とおかるの悲劇は魂に重く深く響く。 国立小劇場で「文楽公演第1部 仮名手本忠臣蔵」を観ました。(2020・12・04) 忠臣蔵の中でも五、六段目にあたる部分の上演。身の不始末から仇討ちの徒党に加われず、再起を目指し苦闘する早野勘平とその一家の悲劇だ。世話物 […]
2020年12月3日 / 最終更新日 : 2020年12月4日 矢部義徳 演芸 三遊亭粋歌「死んだふり」「新しい生活」 噺に登場する夫婦像はそのまま世の中を映し出している らくごカフェで「三遊亭粋歌 新作びゅーびゅー」を観ました。(2020・12・03) 粋歌さんは二ツ目になってから新作落語を創りはじめた。その初期の作品をこの日、聴くことができた。「死んだふり」。僕も演目名だけは聞いたこと […]