2021年9月20日 / 最終更新日 : 2021年9月29日 矢部義徳 演芸 柳家喬太郎「宿屋の富」のどかで、ほんわかした宿泊客と宿屋主人の関係性に落語の温かさを観た 国立演芸場で「扇辰・喬太郎の会」を観ました。(2021・09・19) 柳家喬太郎師匠のネタおろし、「宿屋の富」が実に新鮮だった。 通常の「宿屋の富」の場合、一文無しでも何とか騙してその場をしのごうとして嘘の金持ち自慢をす […]
2021年9月19日 / 最終更新日 : 2021年9月28日 矢部義徳 演芸 玉川奈々福「シコふんじゃった」楽をして、ズルをして生きるよりも、一所懸命頑張って得るものが何百倍も尊いのだ 江東区亀戸文化センターカメリアホールで「奈々福なないろ」を観ました。(2021・09・18) 長編浪曲一挙口演「シコふんじゃった」である。原作は周防正行監督作品の映画。これを周防さんから「浪曲にしてよ」と頼まれ、「続きモ […]
2021年9月18日 / 最終更新日 : 2021年9月28日 矢部義徳 その他 【人形浄瑠璃文楽 九月公演】「伊賀越道中双六」仇討が招く親子の悲劇の周辺に展開するドラマに注目 国立劇場小劇場で「人形浄瑠璃文楽 九月公演」第三部を観ました。(2021・09・16) 日本三大仇討の一つとされる「伊賀越道中双六」だが、「沼津の段」に続いて「伏見北国屋の段」が上演されるのは珍しいのではないか。この伏見 […]
2021年9月17日 / 最終更新日 : 2021年9月28日 矢部義徳 その他 【人形浄瑠璃文楽 九月公演】「卅三間堂棟由来」人間と植物の精が契りを結ぶメルヘンはやがて悲劇に 国立劇場小劇場で「人形浄瑠璃文楽 九月公演」第二部を観ました。(2021・09・13) 椰(なぎ)と柳が後世に夫婦となった悲劇、「卅三間堂棟由来」は切なくて、胸が苦しくなる。 熊野特有の椰の木、それと柳の木が互いに枝を伸 […]
2021年9月16日 / 最終更新日 : 2021年9月28日 矢部義徳 その他 【人形浄瑠璃文楽 九月公演】「双蝶々曲輪日記」我が子と義理の子への愛情に挟まれた葛藤 国立劇場小劇場で「人形浄瑠璃文楽 九月公演」第一部を観ました。(2021・09・06) めでたい「寿式三番叟」のあとは、「双蝶々曲輪日記」である。相撲取りの濡髪長五郎をめぐる人々の様々な心の葛藤が描かれていて、見ごたえが […]