立川談笑「慶安太平記 第2話 市ヶ谷の闇討ち」

立川談笑月例独演会に行きました。先月からスタートした「慶安太平記」全9話のきょうは第2話である。

饅頭とか怖い/千早ふる/中入り/慶安太平記②市ヶ谷の闇討ち

諸国を武者修行していた由井正雪は、大坂の観音堂で一夜を過ごすことにしたが、そこに入ってきた男は…、というところで第1話が終った。その男は生首を持っていて明らかに不審な人物、だが正雪はこの男を取り押さえ、事情を聞くと、仇討をしたのだという。小田原出身の金井民五郎という名のこの男も諸国を武者修行していると分かり、お互いの体験を語り合い、正雪と金井は意気投合、またそれぞれに修行の旅に出るために別れた。金井民五郎は後に金井半兵衛と名を改め、正雪のクーデター計画の大坂方面の取り仕切りを担った人物となる、と談笑師匠は伏線を張った。

正雪は一度、故郷の駿府に帰り、兄夫婦に顔を見せる。そして、東北方面を武者修行で廻った後、江戸の馬喰町に宿を取った。そして、市ヶ谷を歩いていると、楠木不伝の道場を見つける。駿府の道場で剣術の稽古をつけてもらって以来の、不伝との再会だ。

ここで、村上信五とも再会する。彼もまた駿府の道場で修行を積んだ、いわば幼馴染である。不伝には、しげという名の娘がいる。再婚した女房の連れ子で、義理の娘だ。正雪には、このしげと村上は割りなき仲であることが一目で判った。

ある日、不伝の命で正雪と村上が立ち合うことになった。竹刀での勝負、正雪が村上に勝つ。さらに木刀での勝負が求められた。体格も良く、力のある村上が有利に運んだが、最後のところで逆転して正雪がまたも勝利を収める。それまで村上が務めていた道場の師範代も、いつしか正雪が務めるようになった。

やがて村上としげの仲が不伝の知ることとなり、村上は道場を出入り止めになってしまう。さらに不伝は正雪に対し、養子となって、しげを娶り、道場を継いでほしいと願う。これからは学問よりは剣術一本に絞って修行してほしいという不伝の考えに抵抗はあったが、正雪はしげと婚礼を執り行った。

ある日、道場の周りをうろついている村上を見つけ、正雪は声を掛ける。そして、一献傾けないか、と誘う。村上はしげに対し、未練があると言う。正雪は婚礼は挙げたが、しげとは枕を交わしていないと告げる。しげもまた村上に未練があると唆す。すると、村上は不伝を殺したいと言う。そのときには正雪は忠義から、村上を討つことになると伝えるが…。

果たして、不伝が駕籠に乗って市ヶ谷の道場に帰ってくるところを、村上は襲う。駕籠の中の楠木不伝は息絶えた。これを見た正雪は、すぐさま村上の首を刎ねる。不伝も村上も死んでしまった。その現場に立つ正雪の肩をポンポンと後ろから叩く者がいる。「これで全て整いましたな」。その人物とは…?で第2話が終った。

第3話「丸橋忠弥」へ、興味がつながった。6月4日が楽しみである。